比較 · 実機検証

Pane vs Crystal

要点

Crystalは、複数のClaude Codeセッションを並列のgit worktreeで動かす最初期のデスクトップアプリの1つで、無料のMITライセンスでした。Stravuは2026年2月に開発を止めました。最終リリースのv0.3.5は、起動すると新製品のNimbalystへの移行を促すポップアップを表示します。Crystalが動かせたのはClaude CodeとCodexだけで、Windows版は一度も出ておらず、今後エージェントの更新にも追いつきません。まだCrystalを使っているなら、Paneは同じ基本ループを持つ、保守の続く代替ツールです。どのCLIエージェントでも、Windows、WSL、macOS、Linuxで動かせます。

どちらを選ぶべきか

Crystalのままでいい人

  • → 今の環境が動いていて、今後更新がなくても構わない
  • → プロジェクト、フォルダ、セッションのツリーに頼っている
  • → プロンプトごとのチェックポイントcommitを使っている
  • → または、開発元が勧める後継のNimbalystに移る

Paneが向いている人

  • → Claude CodeとCodexのリリースに追いつくツールがほしい
  • → Windowsを使っている、またはコードをWSLの中に置いている
  • → Claude CodeとCodex以外のエージェントも使う
  • → 描き直したチャットではなく、各エージェントの本物のターミナルを使いたい
  • → 同じウィンドウからpushしてプルリクエストを作りたい

ひと目で比較

対応一部対応、または注意点あり非対応

Pane対応 13 · 一部 1 · 非対応 0Crystal対応 6 · 一部 2 · 非対応 6
基本
どんなツールかデスクトップアプリ。エージェント用の本物のターミナルを並べて表示Claude CodeとCodexをworktreeで動かしていたデスクトップアプリ
開発元DcoupleStravu(現在はNimbalystを開発)
ライセンスAGPL-3.0、無料MIT、無料
保守状況v2.4、ほぼ毎日リリース開発終了。最終リリースはv0.3.5(2026年2月26日)
エージェントの更新への追従ありなし。Codexの形式変更ですでに一度壊れた
対応OS
Windowsネイティブ対応(x64とARM64)ビルドなし。ソースのみ
WSL内のリポジトリ対応。エージェント、ターミナル、gitがディストロ内で動く非対応
macOS対応(Apple SiliconとIntel、署名済み)対応(署名・公証なし)
Linux対応(AppImage / .deb)対応(AppImage / .deb)
エージェント
エージェントどのCLIでも可。Claude Code、Codex、Cursorは組み込み済みClaude CodeとCodexのみ
エージェントの動かし方エージェント自身のターミナルUIヘッドレスで、Crystal独自のチャット画面に表示。ターミナルパネルもあり
エージェントを動かすエージェントSessionsに加え、runpane CLIとMCPサーバーなし
日々の作業
タスクごとのworktreeあり。デフォルトでオンあり
変更のレビューChangesパネルと差分タブ内蔵の差分ビューア
commitとマージcommit、push、rebase、マージのボタンとショートカットプロンプトごとのチェックポイントcommit。squashとrebase、またはmainへのマージ
pushとプルリクエストアプリからpush。SessionがPRを作成して追跡できるpushもプルリクエストもなし
セッションの整理プロジェクトとpaneプロジェクト、入れ子のフォルダ、セッション

基本

どんなツールか

Pane

デスクトップアプリ。エージェント用の本物のターミナルを並べて表示

Crystal

Claude CodeとCodexをworktreeで動かしていたデスクトップアプリ

開発元

Pane

Dcouple

Crystal

Stravu(現在はNimbalystを開発)

ライセンス

Pane

AGPL-3.0、無料

Crystal

MIT、無料

保守状況

Pane

v2.4、ほぼ毎日リリース

Crystal

開発終了。最終リリースはv0.3.5(2026年2月26日)

エージェントの更新への追従

Pane

あり

Crystal

なし。Codexの形式変更ですでに一度壊れた

対応OS

Windowsネイティブ

Pane

対応(x64とARM64)

Crystal

ビルドなし。ソースのみ

WSL内のリポジトリ

Pane

対応。エージェント、ターミナル、gitがディストロ内で動く

Crystal

非対応

macOS

Pane

対応(Apple SiliconとIntel、署名済み)

Crystal

対応(署名・公証なし)

Linux

Pane

対応(AppImage / .deb)

Crystal

対応(AppImage / .deb)

エージェント

エージェント

Pane

どのCLIでも可。Claude Code、Codex、Cursorは組み込み済み

Crystal

Claude CodeとCodexのみ

エージェントの動かし方

Pane

エージェント自身のターミナルUI

Crystal

ヘッドレスで、Crystal独自のチャット画面に表示。ターミナルパネルもあり

エージェントを動かすエージェント

Pane

Sessionsに加え、runpane CLIとMCPサーバー

Crystal

なし

日々の作業

タスクごとのworktree

Pane

あり。デフォルトでオン

Crystal

あり

変更のレビュー

Pane

Changesパネルと差分タブ

Crystal

内蔵の差分ビューア

commitとマージ

Pane

commit、push、rebase、マージのボタンとショートカット

Crystal

プロンプトごとのチェックポイントcommit。squashとrebase、またはmainへのマージ

pushとプルリクエスト

Pane

アプリからpush。SessionがPRを作成して追跡できる

Crystal

pushもプルリクエストもなし

セッションの整理

Pane

プロジェクトとpane

Crystal

プロジェクト、入れ子のフォルダ、セッション

2026年10月3日と4日に確認した情報です。対象はCrystal v0.3.5(最終版)とPane v2.4.157。CrystalにはWindows版がないため、Pane 2.4.155と同じWindows 11 PCのWSLgで、Linux版AppImageを動かしました。

実際の使い心地

CrystalにはWindows版がないので、Linux版をWSLgで動かしました。起動するとNimbalystを勧めるポップアップが出て、次にウェルカムガイドと分析データ送信の同意画面が出ます。ここでは、最初の本格的な手順をPaneと並べて紹介します。緑の注釈はうまく動くところ、青はちょっとした気配り、黄はわかりにくいところ、赤は欠けているか壊れているところです。

1.プロジェクトを追加して作業を始める

Pane

Pane:短い作成ダイアログリポジトリ、ベースブランチ、名前を選ぶと、Paneがworktreeを作ります。paneが開いたら、エージェントを選んでタスクを入力します。Pane 2.4.155 on Windows 11, repo inside WSL2, October 3, 2026

Crystal

Crystal:Add New Projectフォームセッションを始める前に、Crystalはプロジェクトの登録を求めます。名前、リポジトリのパス、メインブランチ、任意のビルドと実行のスクリプトです。Crystal 0.3.5 Linux AppImage under WSLg, October 3, 2026

Crystalは開発終了しました

Crystalはまだ起動しますが、更新はなく、開発元はNimbalystを勧めています。

Crystalの最終リリースは2026年2月26日のv0.3.5で、追加されたのは告知だけです。Crystalは使い続けられるが、更新はしない、という内容です。起動すると「Crystal is now Nimbalyst」と表示され、大きなDownload Nimbalystボタンと、小さなContinue with Crystalボタンが出ます。プロジェクトは終わったのかと聞かれた作者は、そうだと答え、機能はNimbalystに移ったと述べました。

これは、ほとんどのアプリよりもエージェントマネージャーにとって重大です。CrystalはClaude CodeとCodexを機械向けの出力形式を通じて操作していたため、Codexが形式を変えたときにすでに一度壊れています。今後エージェントが更新されるたびに再び壊れる可能性があり、それを直す人はいません。

本当の違い:描き直したチャットか、本物のターミナルか

Crystalはエージェントをヘッドレスで動かし、出力を自分で描画していました。Paneは各エージェントをそのままの姿で表示します。

CrystalはClaude CodeとCodexをバックグラウンドで動かし、その出力を独自のチャット画面に描画していました。自分のコマンド用には別のターミナルパネルがありました。そのおかげで、プロンプトごとのチェックポイントcommitや、同じプロンプトをClaudeとCodexの両方で動かすといった機能が実現できました。一方で、独自のインターフェースが必要なエージェントの機能は使えず、解析のバグはアプリのバグとして表れました。デフォルトでは、Claudeに--dangerously-skip-permissionsを渡していました。

Paneは各エージェントの本物のコマンドラインツールを本物のターミナルで起動します。そのため、どのコマンド、プロンプト、ショートカットも開発元が作った通りに動き、2つに限らずどのCLIエージェントでも使えます。

WindowsとWSL

CrystalはWindows版を一度も出しませんでした。PaneはWindowsネイティブのアプリで、WSLのリポジトリも動かせます。

CrystalのREADMEには、Visual Studio 2022でソースからビルドすればWindowsに対応すると書かれていましたが、Windowsインストーラーを含むリリースは一度もありませんでした。WSLには描画のバグがあり、正式に対応したことはありません。macOS版も署名・公証されていませんでした。

PaneはWindowsネイティブのアプリとしてx64とARM64にインストールでき、WSLに置いたリポジトリではエージェント、ターミナル、gitをWSL内で動かします。macOS向けには署名済みのビルドを提供しています。

CrystalからPaneへの移行

リポジトリとブランチはそのまま移せます。リポジトリをPaneで開き、タスクごとにpaneを作りましょう。

Crystalはworktreeを普通のgit worktreeとブランチとして保存していたので、何もロックインされていません。残したいものをcommitかマージしてから、リポジトリをPaneで開き、タスクごとにpaneを作ります。Paneは専用ブランチ上に新しいworktreeを作ります。Claude Codeの会話はClaude Code自身の履歴に残っているので、paneでclaude --resumeを使えば再開できます。

PaneにはCrystalの入れ子のフォルダツリーや、プロンプトごとの自動commitはありません。その代わり、どのエージェントでも使え、WindowsとWSLに対応し、pushとプルリクエスト、オーケストレーター、そして開発が続いているアプリが手に入ります。

結論

Crystalは、早くからオープンで、よく考えられたツールだったことは評価されるべきです。ただし更新は止まっていて、エージェントの更新に追いつけないエージェントマネージャーは、いずれ動かなくなります。

同じ並列worktreeの流れを、保守の続くアプリで、どのエージェントでも、WindowsとWSLでも使いたいなら、Paneを選んでください。Crystalの開発元についていきたいなら、開発元はNimbalystを勧めています。

テスト方法

2026年10月3日と4日に、Crystalの最終リリースv0.3.5をダウンロードし、Windows版がないため、Windows 11のWSLgでLinux版AppImageを動かしました。起動時のポップアップとAdd Projectフォームまでは進めましたが、スクリプトで操作したセッションではWSLg上でプロジェクトを作成できず、その後の再起動ではクラッシュしたため、エージェントは動かしていません。Crystalのエージェント機能に関する情報は、すべてソースコード、リリースノート、issueトラッカーによるものです。同じPCで、Pane 2.4.155はタスクを最後まで実行しました。

各製品の情報は、それぞれのドキュメント、リリースノート、issueトラッカー、ソースコードから取り、同じ日に確認しました。

実際に試したもの
  • → Pane 2.4.155 on Windows 11, native and WSL2 (Ubuntu 24.04) repos
  • → Crystal 0.3.5 (final) Linux AppImage under WSLg; launch and Add Project only
  • → Crystal's agent features checked against its source code and release notes
この記事を書いたのは
私たちはPaneの開発元なので、利害関係があります。それでも公平であるよう努めました。Crystalの強みもPaneと同じように率直に挙げています。すべての主張は製品そのもの、またはドキュメントやソースコードで確認しました。スクリーンショットは、私たち自身のテストで撮影した未編集の画像です。
訂正
間違っている点や古くなっている点があれば、教えてください。修正して、ページ上部の日付を更新します。 GitHubでissueを作成
出典

よくある質問

ほかの比較

または
ダウンロード*
Windows SmartScreen の警告Pane は未署名のため、直接ダウンロードすると SmartScreen の警告が出ることがあります。 Pane は完全にオープンソースです。コードを確認したり、自分でビルドしたりできます。1. 「詳細情報」をクリック2. 「実行」をクリック3. インストールを続けるPowerShell からなら公式リリースを直接ダウンロードできます。ブラウザ経由で起きやすい問題もほぼ避けられます。npm グローバルインストール
PowerShell に貼り付けてください。Linux

著者 Parsa Khazaeepoul、Paneの共同創業者。 .