比較 · 実機検証
Pane vs T3 Code
要点
T3 Codeは、Claude Code、Codex、Cursorなどのエージェントをチャットのスレッドに変える、洗練された無料のアプリです。スマホアプリがあり、commitの流れも優秀です。Paneは、どのCLIエージェントも専用の本物のターミナルとworktreeで動かす無料のデスクトップアプリで、gitが組み込まれ、WSL内のリポジトリに正式に対応しています。Mac、Linux、Windowsネイティブのフォルダでは、T3 Codeのほうが滑らかなチャット体験です。コードがWSLにあるなら、T3 Codeが挙げていないエージェントを使うなら、または安定版でオーケストレーターを使いたいなら、Paneのほうが向いています。
どちらを選ぶべきか
T3 Codeが向いている人
- → ターミナルよりチャット画面のほうが好き
- → プッシュ通知付きのネイティブのスマホアプリがほしい
- → 複数のプロバイダーを切り替えて使い、すべての利用量と上限を1か所で見たい
- → WSL内ではなく、macOS、Linux、Windowsネイティブのフォルダで作業している
- → 1日に何度もビルドが出る0.0.xのソフトウェアでも構わない
Paneが向いている人
- → コードをWSLの中に置いていて、エージェントとgitもそこで動かしたい
- → どのCLIエージェントでも、本物のターミナルで、そのエージェントのショートカットをすべて使いたい
- → ほかのエージェントを起動して操作するオーケストレーターを、安定版で使いたい
- → worktreeと通知を最初からオンにしておきたい
- → チャットだけでなく、すべてのエージェントの隣にターミナルがほしい
ひと目で比較
対応一部対応、または注意点あり非対応
| Pane対応 13 · 一部 2 · 非対応 0 | T3 Code対応 9 · 一部 6 · 非対応 0 | |
|---|---|---|
| 基本 | ||
| どんなツールか | デスクトップアプリ。エージェント用の本物のターミナルを並べて表示 | デスクトップ、Web、スマホのアプリ。エージェントをチャットのスレッドとして表示 |
| 開発元 | Dcouple | T3 Tools(Theo Browneとチーム) |
| ライセンス | AGPL-3.0、無料 | MIT、無料 |
| 成熟度 | v2.4、ほぼ毎日リリース | v0.0.45。安定版は数日ごと、ナイトリーは1日に数回 |
| 対応OS | ||
| Windowsネイティブ | 対応(x64とARM64) | 対応(x64とARM64)、署名済みのインストーラー |
| WSL内のリポジトリ | 対応。エージェント、ターミナル、gitがディストロ内で動く | 設定にWSLバックエンドあり。私たちのマシンではクラッシュと再起動を繰り返した |
| macOS | 対応(Apple SiliconとIntel、署名済み) | 対応(Apple SiliconとIntel) |
| Linux | 対応(AppImage / .deb) | 対応(AppImage / .deb / AUR) |
| エージェント | ||
| エージェント | どのCLIでも可。Claude Code、Codex、Cursorは組み込み済み | Claude Code、Codex、Cursor、Grok、OpenCode、Antigravity、Pi、さらにACP Registryのエージェント |
| エージェントの動かし方 | エージェント自身のターミナルUI | エージェントのイベントからT3が描くチャット画面 |
| エージェントを動かすエージェント | Sessions(安定版で利用可能) | Orchestrator V2。今のところナイトリービルドのみ |
| 日々の作業 | ||
| タスクごとのworktree | あり。デフォルトでオン | あり。ただし新しいスレッドのデフォルトは今のチェックアウト |
| 変更のレビュー | Changesパネルと差分タブ | インラインの変更ファイルカードとDiff画面 |
| commit、push、マージ | ボタンとショートカット。メッセージは自分で書く | ボタン。メッセージを空欄にすると自動で書く |
| 通知 | デフォルトでオン | デフォルトでオフ |
| 利用量と上限 | ClaudeとCodexの利用量、Codexのレート制限 | プロバイダーとアカウントをまたいだ利用量と上限 |
| リモートとチーム | ||
| スマホ | iOS / Androidアプリは近日公開。今はRemote Pane経由のブラウザアプリ | iOSとAndroidのアプリ(T3 ConnectにはT3アカウントが必要) |
| アカウント | 不要 | 不要(T3 Connectには必要) |
基本
どんなツールか
Pane
T3 Code
デスクトップ、Web、スマホのアプリ。エージェントをチャットのスレッドとして表示開発元
Pane
T3 Code
T3 Tools(Theo Browneとチーム)ライセンス
Pane
T3 Code
MIT、無料成熟度
Pane
T3 Code
v0.0.45。安定版は数日ごと、ナイトリーは1日に数回対応OS
Windowsネイティブ
Pane
T3 Code
対応(x64とARM64)、署名済みのインストーラーWSL内のリポジトリ
Pane
T3 Code
設定にWSLバックエンドあり。私たちのマシンではクラッシュと再起動を繰り返したmacOS
Pane
T3 Code
対応(Apple SiliconとIntel)Linux
Pane
T3 Code
対応(AppImage / .deb / AUR)エージェント
エージェント
Pane
T3 Code
Claude Code、Codex、Cursor、Grok、OpenCode、Antigravity、Pi、さらにACP Registryのエージェントエージェントの動かし方
Pane
T3 Code
エージェントのイベントからT3が描くチャット画面エージェントを動かすエージェント
Pane
T3 Code
Orchestrator V2。今のところナイトリービルドのみ日々の作業
タスクごとのworktree
Pane
T3 Code
あり。ただし新しいスレッドのデフォルトは今のチェックアウト変更のレビュー
Pane
T3 Code
インラインの変更ファイルカードとDiff画面commit、push、マージ
Pane
T3 Code
ボタン。メッセージを空欄にすると自動で書く通知
Pane
T3 Code
デフォルトでオフ利用量と上限
Pane
T3 Code
プロバイダーとアカウントをまたいだ利用量と上限リモートとチーム
スマホ
Pane
T3 Code
iOSとAndroidのアプリ(T3 ConnectにはT3アカウントが必要)アカウント
Pane
T3 Code
不要(T3 Connectには必要)2026年10月3日と4日に確認した情報です。対象はT3 Code v0.0.45(安定版)とPane v2.4.157。計測値は同じWindows 11 PCで取りました(T3 Code 0.0.45、Pane 2.4.155)。RAMはアプリ自体のプロセスのみで、エージェントは含みません。
数字で比較
Windows版のダウンロードサイズ
インストール後のサイズ
再起動時間
アイドル時のRAM
アイドル時のCPU
同じWindows 11 PCで計測しました。バーが短いほど良いです。
実際の使い心地
テスト用リポジトリで、両方のアプリに同じ小さな作業を頼みました。CLIに--versionフラグを追加し、レビューしてcommitする作業です。各ステップで見える画面を紹介します。緑の注記はうまく動く点、青はちょっとした便利な点、黄色はわかりにくい点、赤は欠けている点や壊れている点です。
1.タスクを始める
Pane
T3 Code
2.エージェントの作業中
Pane
T3 Code
3.変更をレビューする
Pane
T3 Code
4.commitする
Pane
T3 Code
本当の違い:チャットか、ターミナルか
T3 Codeはエージェントを整ったチャットのスレッドとして表示します。Paneは各エージェント自身のターミナルを動かすので、どのCLIでも動きます。
T3 Codeは、アダプター、SDK、Agent Client Protocol(ACP)を通じて各エージェントとやり取りし、会話をチャットとして描画します。だからClaude、Codex、Cursorのどれでも落ち着いた一貫した見た目になります。その一方で、何を表示するかはT3 Codeが決めます。対応していないエージェントは動かせず、つなぎ込まれていないエージェントの機能は表示されません。
Paneはエージェント自身のコマンドラインツールを本物のターミナルで起動し、そのままの姿で表示します。Claude Codeのスラッシュコマンドも、Codex独自のショートカットも、今朝出たばかりの新しいエージェントも、そのまま動きます。どのpaneにも、開発サーバーやテスト用の普通のターミナルがあります。トレードオフは、ターミナルはチャットより情報が多くて雑然とし、各エージェントの見た目は開発元が作った通りになることです。
WindowsとWSL
T3 CodeはWindowsネイティブでは優秀です。WSLのリポジトリを問題なく動かせるのはPaneです。
Windowsネイティブでは、T3 Codeは優秀です。インストーラーはT3 Toolsの署名付きで、確認画面は一切出ず、約9秒でアプリが開きます。
差がつくのはWSLです。設計の上ではT3 Codeのほうが見栄えがします。設定でディストロを選び、WSLのみか両方のバックエンドかを選びます。私たちのPC(Windows 11、Ubuntu 24.04)では、WSLサーバーがLinuxモジュールの不足で10秒ごとにクラッシュし、アプリにはエラーが表示されませんでした。オフにするとループは止まりました。Windows側から追加したWSLのフォルダも、gitリポジトリとして認識されませんでした。2026年10月3日時点でT3 CodeにはWSL関連の未解決issueが8件あったので、私たちだけの問題ではありません。
Paneは同じWSLのリポジトリを開き、Claude Code、ターミナル、gitをディストロ内で動かしました。探すべき設定はありません。
エージェントとサブスクリプション
どちらも今のサブスクリプションを使います。T3 Codeは名前の挙がったエージェントとACPのエージェントに対応し、Paneはどんなコマンドでも動かせます。
どちらも、すでに持っているエージェントツールと今のログインを使うので、ClaudeやChatGPTのサブスクリプションはどちらでも使えます。どちらもトークンを転売しません。
T3 Codeは、Claude Code、Codex、Cursor、Grok、OpenCode、Google Antigravity、Piに名前を挙げて対応し、さらにACP Registryのどのエージェントにも対応します。プロバイダーごとに複数のアカウントを扱え、会話の一部を添えてスレッドを別のプロバイダーに引き継ぐこともできます。Paneは入力できるどんなコマンドでも動かし、Claude Code、Codex、Cursorは組み込み済みです。そのためGemini CLI、Amp、Aider、Gooseのようなエージェントも、インストールしたその日から使えます。
ほかのエージェントを動かすエージェント
Paneのオーケストレーターは安定版にあります。T3 Codeのものは、今のところナイトリービルドのみです。
PaneのSessionsは、Claude Code、Codex、Cursorを使うオーケストレーターのチャットです。Sessionは、runpaneコマンドラインツールとPaneのMCPサーバーを通じて、paneを起動し、タスクを割り振り、画面を読み、終わるのを待ち、プルリクエストを追跡できます。安定版で使えます。
T3 CodeのOrchestrator V2も似たことができます。エージェントがdelegate_taskツールとT3 CodeのMCPサーバーを通じて、どのプロバイダーでも子スレッドを起動でき、スケジュールされたタスクもあります。最初に出たのは2026年10月3日のナイトリービルドで、安定版の0.0.45には入っていません。アップグレードは一方通行で、ストア版のスマホアプリはまだV2のサーバーに接続できません。
スマホとリモート
T3 Codeには今、ネイティブのスマホアプリがあります。PaneのiOS / Androidアプリは近日公開予定です。
現時点ではT3 Codeが先を行っています。プッシュ通知付きの本物のiOSとAndroidのアプリ、ホスト型のWebアプリ、T3 Connectのリレーがあり、SSHホストとTailscaleにも対応しています。T3 Connectとプッシュ通知にはT3アカウントが必要です。ナイトリービルドにはベータ版のスマホアプリが必要です。
Pane自身のiOSとAndroidのアプリは近日公開予定です。現在は、Remote Paneを使えば、1台のマシンでPaneを動かし、別のマシンから開けます。スマホのブラウザからも使えます。接続はSSH、Tailscale、HTTPSで、アカウントは不要です。
デフォルト設定
T3 Codeはエージェントをメインのチェックアウトでフルアクセスで起動します。Paneはすべてのタスクを専用のworktreeで始めます。
T3 CodeのデフォルトはFull accessなので、エージェントは確認なしで何でも実行できます。新しいスレッドは今のチェックアウトで始まり、スレッド完了の通知はオンにするまでオフです。Paneはデフォルトですべてのタスクを専用のworktreeに置き、エージェントが終わったときや対応が必要なときに通知します。
T3 Codeは、リポジトリに隠しのチェックポイント参照(refs/t3/checkpoints。git log --allで見えます)も書き込みます。また、T3 Codeが起動したCodexのアプリサーバーが、~/.codex/config.tomlの書式を書き換えました。
計測結果
Paneのほうがダウンロードもインストールも小さく、CPUにも軽いです。T3 Codeのほうがメモリ使用量は少し少なめです。
同じWindows 11 PCで比べると、ダウンロードはPaneが115 MB、T3 Codeが209 MBで、インストール後のサイズは429 MBと492 MBでした。再起動の時間の中央値はPaneが3.6秒、T3 Codeが5.2秒です。アイドル時は、T3 Codeのほうがメモリは少し少なく(約700 MBに対して780 MB)、CPUは多く使いました(1コアの2.2%に対して0.1%)。どちらもElectronアプリです。T3 Codeには、編集できるファイルに73個のデフォルトのキーボードショートカットがあります。Paneのコマンドパレットには62個のコマンドがあり、それぞれにショートカットがあります。
最初のウィンドウからcommit済みの変更まで、T3 Codeでは約2分40秒かかり、避けられたはずの手順が4つありました。主にウェルカムウィザードと、間違ったプロジェクトの取り込みです。
勢い
T3 Codeは非常に速く動いていて、ナイトリービルドが1日に数回出て、大きなコミュニティがあります。
T3 Codeは、この分野で最も動きの速いプロジェクトの1つです。GitHubスターは約24,800、コントリビューターは400人近く、25日間で7回の安定版リリースがあり、ナイトリーは1日に数回出ています。一方で、未解決のissueは約2,000件あり、外部からのコントリビューションはまだ受け付けていません。Paneはほぼ毎日リリースしていて、プルリクエストも受け付けています。
結論
Mac、Linux、Windowsネイティブのフォルダで作業していて、チャット画面が好きなら、T3 Codeは素敵なアプリで、スマホアプリは選ぶ十分な理由になります。Full accessのデフォルトには注意し、worktreeと通知はオンにしてください。
コードがWSLにあるなら、T3 Codeが挙げていないエージェントを使うなら、または各エージェントの本物のターミナルと安定版のオーケストレーターがほしいなら、Paneを選んでください。どちらも無料なので、自分のリポジトリで両方試してみてください。
テスト方法
2026年10月3日と4日に、WSL2(Ubuntu 24.04)を入れた1台のWindows 11 PCに両方のアプリをインストールしました。T3 Code 0.0.45は署名済みのインストーラーから、Pane 2.4.155は別のテスト用コピーとして動かし、非公開のテスト用リポジトリで同じタスクを与え、最初のウィンドウからcommitまでのすべての手順を計測しました。エージェントは、アカウントの既存のClaude CodeとCodexのログインで動かしました。T3 Connectにはサインインしていないので、スマホアプリはテストしていません。テスト前にすべてのエージェント設定をバックアップし、アプリが変更したものはすべて元に戻しました。
各製品の情報は、それぞれのドキュメント、リリースノート、issueトラッカー、ソースコードをもとに、同じ日付に確認しました。計測値は1台のマシンでの数字で、ラボのベンチマークではありません。
- 実際に試したもの
- → Pane 2.4.155 on Windows 11, native and WSL2 (Ubuntu 24.04) repos
- → T3 Code 0.0.45 (stable), signed Windows x64 installer, WSL backend tried
- → Codex (GPT-5.5) and Claude Code on the account's existing logins
- この記事を書いたのは
- 私たちはPaneの開発元なので、利害関係があります。それでも公平であるよう努めました。T3 Codeの強みもPaneと同じように率直に挙げています。すべての主張は製品そのもの、またはドキュメントやソースコードで確認しました。スクリーンショットは、私たち自身のテストで撮影した未編集の画像です。
- 訂正
- 間違っている点や古くなっている点があれば、教えてください。修正して、ページ上部の日付を更新します。 GitHubでissueを作成
- 出典
よくある質問
ほかの比較
著者 Parsa Khazaeepoul、Paneの共同創業者。 .