Windows向けcmux代替
cmuxは、ターミナル描画にGhosttyのエンジン、UIにSwift/AppKitを使います。どちらもmacOS向けです。配布もHomebrew caskだけなので、Windowsインストーラーはなく、Windowsでcmuxを動かす方法もありません。Windowsで同じworktreeベースの並列エージェント作業がしたいなら、Paneが直接の代替です。Windowsネイティブのインストーラー、ARM64対応、WSLを認識するworktreeが最初からそろっています。
著者 Parsa Khazaeepoul、Paneの共同創業者。 この比較に掲載したすべてのエージェント管理ツールを実際の開発で検証しました。 .

cmuxがWindowsで動かない理由
cmuxはWindowsと互換性のない2つの技術に依存します。1つ目はUIです。Swiftで書かれ、Apple独自のウィンドウフレームワークであるAppKitを使います。AppKitはWindowsに存在せず、移植版も互換レイヤーもありません。2つ目はターミナル描画に使うGhosttyです。Ghostty自体はLinuxにも対応しますが、cmuxの連携部分はmacOS向けで、macOSと任意でLinuxだけに対応するパッケージマネージャー、Homebrewのcaskとして配布されます。
結論は単純です。cmuxのリポジトリを開いても、Windows版はありません。.exeインストーラーも、WinGetパッケージも、Scoop formulaもありません。Windowsユーザーが正式にcmuxを動かす方法はありません。
Windows版Pane
| Pane | cmux | |
|---|---|---|
| Windows x64 | 対応。ネイティブインストーラー | 非対応 |
| Windows ARM64 | 対応。専用ARM64ビルド | 非対応 |
| WSLを認識するworktree | 対応 | 非対応 |
| Ghosttyが必要 | 不要(ターミナル内蔵) | 必要(macOSのみ) |
| インストール方法 | .exeインストーラーまたはPowerShellスクリプト | Homebrew cask(macOSのみ) |
| worktreeベースのセッション | 対応 | 対応(macOSのみ) |
| 並列エージェントセッション | 対応 | 対応(macOSのみ) |
| オープンソース | はい(AGPL-3.0) | はい(MIT) |
WindowsにPaneをインストールする方法
最速なのは、PowerShellの1行コマンドです。
irm https://runpane.com/install.ps1 | iexまたは、Windowsインストーラー(.exe)を直接ダウンロードします。インストール後はスタートメニューからPaneを開くか、好きなターミナルでpaneを実行してください。HomebrewもGhosttyもUnixツールチェーンもいりません。
ARM64端末(Surface Pro X、Snapdragon搭載ノートPC)では、ダウンロードページからARM64ビルドを選びます。エミュレーションではなくネイティブで動きます。
cmuxの作業の流れをそのまま使える
cmuxとPaneの基本モデルは同じです。各エージェントセッションに専用のgit worktreeを割り当てます。エージェント同士を分離し、競合させずにいくつも並列実行できます。Macでcmuxを使っていたなら、Paneも同じ考え方です。細かな違いは次のとおりです。
- → 外部ターミナルは不要です。cmuxはGhosttyをラップします。Paneはターミナルエミュレーターを内蔵するため、追加のインストールや設定はありません。
- → WSL内のリポジトリも使えます。コードがWSL内にあっても、Paneがパスを解決し、正しくworktreeを作ります。WSLの外へcloneし直す必要はありません。
- → どのエージェントでも動きます。Claude Code、Codex、Aider、Gooseなど、普段使っているCLIエージェントをPaneに指定できます。
- → ARM64ネイティブです。Snapdragon搭載ノートPCとSurface Pro Xでも、エミュレーションの負荷なしでネイティブ動作します。
詳しい比較はPane vs cmuxをご覧ください。